中古本の販売チェーン「ブックオフ」。
「本を売るならブックオフ」というテレビコマーシャルを見た方も多いと思います。
ネットニュースで業績不振で苦しんでいるという情報が入ってきました。
ブックオフ業績不振に苦しむ 書籍以外の商材拡大は進むか
出典:THE PAGE
書籍(本)を中心に買取り、販売をしている同社ですが、前会長(坂本孝氏)が業者からリベートを受けとっていて退任。
2011年に新社長として前社長の松下展千氏が就任していました。
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本を中心としたビジネスモデルを展開していましたが業績が低迷。
最近では中古家電の買い取りや販売にも力を入れていますが改善はなかなか難しいようです。
実店舗での買い取り、販売においてネットは猛威となっているとはおもいます。
本においてはamazonやヤフオクで個人売買が盛んになってきている昨今、店舗での展開には限界があるのでしょうか?
確かにネットでの中古本や家電は以前より手軽に購入できるようになりましたね。
私も数年前に家の中を整理、掃除すべく断捨離を兼ねてみかん箱大のダンボール箱に2ケースほど自宅近くのブックオフ店舗にも店頭で買い取りをしてもらおうと、行ったことがあります。
雑誌は除いて単行本やコミック、参考書などを一杯詰めて、百数十冊。
店舗のカウンターで買い取り見積もりをしてもらうことになりました。
不要な本でしたので数百円にでもなればいいやと思っていましたが、「これは買取できない」「価格が出ない」「古い」などといった理由で実際に買取できる本は数冊となりました。
結果は何と10円台。
自宅からの距離は往復で約4キロほどです。
重い本をダンボール箱に詰めて自動車で買い取りしてもらおうとした結果がこれでした。
ガソリン代にもなりませんでした。
以来、古本は市が運営・回収している資源ごみか廃品回収業者へ出して処分するようにしています。
用はお金よりも手間と時間の問題ですね。
最近では宅配買取サービスもやっていて古本・CD・DVD・ゲーム・スマホ等を自宅から送料無料で買い取りをするサービスも行っているみたいですが、買い取りしてもらうというよりは廃品回収業者へ出す感覚(処分)で発送したほうが気分が楽です。
ブックオフではヤフオクストアでも出品しておりますが、ここでも苦戦しているようです。
実店舗でもあれだけの規模で家賃や光熱費、人件費などを差し引いても利益を出すのは今のネット時代では困難かと。
ネットニュースでのコメントでも厳しい意見が相次ぎました。
どうも買い取りに行った人のコメント書き込みが多く、一番の不満は買い取り価格が安い理由のようですね。
売ることができるのは買い取りに訪れてくれる消費者がいてこそ成り立つものです。
ビジネスとしては「利は元にあり」というのはわかるのですが、本や商品をわざわざ店舗まで来て売ってくれたお客さんが再訪問で買ってくれるというのをあまり意識していないのかもしれません。
せっかく本やcdを売りに行って数円にしかならなかったらガクッときます。
こう書くと批判記事みたいになってしまいますが、
売ってくれる人=買ってくれる人
になり得るというのを意識していただきたいですね。
今後のブックオフ(bookoff)に注目していきたいとおもいます。